格安SIMへの乗り換えに失敗したくないのは、何もauユーザーに限ったことではないのですが大手キャリアauから格安SIMに乗り換える際の注意点などまとめて行きます。
大手キャリアauから格安SIMに乗り換えると、なんと言っても顕著に感じられるメリットとして毎月の利用料金の減額、家計の節約効果ではないでしょうか。
格安SIMにする事で平均して2000円前後が抑えられます。
でも格安SIMの選択を誤るとメリットを感じることができなくなります。
auユーザーが格安SIMに乗り換える時の注意点を解説
まず、格安SIMなら何でも良いという訳ではありません。
度々解説してまいりましたが、どの格安SIMでも自由に選べるというわけではありません。
格安SIMの多くはドコモから回線を借りうけサービスを提供していますが、ドコモから回線を借り受けユーザーにサービスを提供しているSIMは「docomo系格安SIM」と呼ばれます。
同じように、もちろんauから回線を借り受けてる「au系格安SIM」とソフトバンクから回線を借り受けてサービスを提供している「SoftBank系格安SIM」があります。
なので、現在、auユーザーという方は「au系格安SIM」から探す事を推奨します。
押えておきたいポイントは以下の3点です。
- 今の電話番号をそのまま使えるMNP制度を利用するか否か
- 乗り換え先の格安SIM会社を決定する
- 申し込み後、届いたSIMの設定
まずMNP制度を利用するかどうかで、する事も違ってきます。
まず、現在の電話番号を引き継ぐかどうかを決定しましょう。
引き続き現在の電話番号を利用する考えがあるのであれば乗り換え先である格安SIMと契約する前に現在利用中のキャリアから「MNP予約番号」を取得しておく必要があります。
このMNP予約番号には15日間の有効期限がありますので失効に注意してください。
併せて解約時の違約金とは別に2000円、ないしは3000円の手数料が発生することを念頭においておいて下さい。
この件に関して選択肢が決まりましたら、次のステップとして、乗り換え先予定の格安SIM会社を決定しましょう。
日ごろ使っているデータ容量・今後使いたいデータ容量や速度、料金は、どれぐらい妥協できるかなど総合的に判断しましょう。
また、こういったサービス内容のみならず、今愛用してる端末をそのまま、使えるかどうか、実施中のキャンペーン等も総合的に判断して絞っていきましょう。
※今使用中のau端末で格安SIMに乗り換える際にはSIMロック解除の手続きが必要になるケースがありますので自身が引き続き使おうとしている端末がSIMロック解除の必要があるのか否か事前に確認しておきましょう。
なおSIMロック解除が必要な場合はauショップ或いは「My au」にて手続きが可能です。
ショップに手続きを依頼した場合3,000円(+税)の手数料が生じますので、これも念頭において置いて下さい。
次のステップとして届いたSIMの設定をしましょう。
申し込みに際し必要になるものは以下の3点となります。
- MNPを利用する場合に限りMNP予約番号
- 本人確認書類(データ専用SIMの場合は不要なケースもあり)
- クレジットカード番号、もしくはデビットカード番号、或いは口座番号のいずれか一点
格安SIMの契約はネットで申し込むと5分程度と非常に手軽です。
カードが届きましたら端末内のSIMカードと入れ替えAPN設定(初期設定)を行いましょう。
※データ通信が出来る環境(Wi-Fi環境)が必須になります。
そんなau系回線を扱う格安SIM事業者は2019年7月現在10社あります。
となってますが、早速、各社の月額料金と強みを紹介していきたいと思います。
格安SIM事業社 | 最低ラインで抑えた場合の月額料金 | 強み・お得ポイント |
IIJmio | ¥900 | 家族向けサービスが充実・例えば家族とデータ量を分け合えたり余ったデータ料を翌月に繰り越せます。 |
イオンモバイル | ¥480 | au回線がとにかく安い |
楽天モバイル | ¥645 | 端末セールが充実 |
BIGLOBEモバイル | ¥1,020 | ①動画見放題のオプションあり ②Wi-Fiスポットが0円で使える ③通話オプションも充実してます |
J:COMモバイル | ¥980 | J:COMユーザーなら電話代が節約可能、au携帯への国内通話が無料 |
LINEモバイル | ¥500 | LINE・SNS使い放題 |
mineo | ¥700 | パケットサービスが充実 コミュニティサイトが賑やか |
nuromobile | ¥500 | データの前借が可能 |
QTモバイル | ¥700 | 最初の1年が安い |
UQモバイル | ¥980 | ①通信速度が速い ②実店舗も多く構えているので何かあったとき気軽に相談しやすい |
という事で10社の特徴等をまとめましたが、以下個人的にお勧めの事業社をランキングにして紹介していきたいと思います。
こういった結果を把握した上で上記の説明に納得した上でau回線の格安SIMに乗り換える時の流れを把握してスムーズに手続きを進めましょう。
※あくまで個人的なランキングです。
このように独自にランキングさせていただきましたが、au回線を利用中で且つエンタメ系アプリを利用したいなら「BIGLOBEモバイル」が適しています。
BIGLOBEモバイルはエンタメ系アプリを堪能するためのプランが充実しています。
例えばエンタメフリー・オプションがコレにあたります。
BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションとは?
これは3GB以上のプランを契約してる方なら音声通話SIMなら月額518円、データSIMなら月々1058円で加入できるものです。
時期によって音声SIMと同時に申し込むと最大で3か月分の料金が無料になっちゃうキャンペーンも実施されてる事があります。
通信制限は一切気にせずYouTube・AbemaTV・更にはFacebook Messenger等の動画や音楽アプリを外出先でも楽しめるのが魅力になってます。
また、もちろんiPhoneのテザリングにも対応しています。
iPhone SE・iPhone 6s・iPhone 6s Plusが対応になっています。
au回線で言うとUQモバイルとBIGLOBEモバイルのみがiPhoneでのテザリングに対応しています。
また、KDDIグループであり、且つネットプロバイダーとして知られるBIGLOBEモバイルが手がけるMVNOになっていて、料金プランとして「音声通話あり」と「音声通話なし」の、それぞれ6種類前後から選ぶ事が可能です。
提供プランとしては1GB・3GB・6GB・12GB・20GB・30GBの6つのプランに分かれていて非常に細かいプラン設計になってますのでユーザーは柔軟にカスタマイズすることが可能です。
UQモバイルのお勧めポイントはココ
通信速度の速さと安定性を最優先に考えるならUQモバイルがお勧めです。
CM等で知名度も高いUQモバイルは料金プランが大きく2つに分かれています。
無料通話なしのシンプルな料金プランと無料通話付きのプランの2つです。
無料通話なしのプランを選ぶとデータ通信高速プランとデータ無制限プランの2種類があり、それぞれに対し音声電話プランをプラスすることも可能となっています。
因みに5分以内の通話が何回でもかけ放題となる「おしゃべりプラン」と、プランごとに決まっている時間内だけ無料にすることが出来る「ぴったりプラン」から選べるようになっています。
仕事などで日常的に通話する機会が多いという方はぴったりプランが向いています。
なお、どちらのプランであっても2GB・6GB・14GBの3つのデータ容量から利用パターンに合わせてお選びいただけます。
また、非常に速度と安定性に定評がある格安SIM事業者になります。
さらにUQモバイルはiPhoneとセットで購入することが可能です。
iPhone6sやiPhone SEとのセット購入が可能になってます。
※意外にもiPhoneと同時購入できる格安SIM事業者は多くありません。
長くau携帯を利用していたのであればUQモバイルが最も適切と言って過言ではありません。
料金面から見ても通話のかけ放題プランや通信速度も安定してますので申し分なしです。
体感的に大手の携帯キャリアと、そう変わらない使い方が可能です。
また、UQコミュニケーションズによるUQモバイル限定のキャッシュバックが度々、定期的に行われています。
乗り換えもSIMの申し込みもキャッシュバックの対象となります。
※受け取りは3ヵ月後になります(これは最短です)下取り・学割・家族割と併用できるキャンペーンも豊富ですので、こちらも高評価になっています。
mineoで得られるメリットはコレ
mineoの特色として知られているのがパケットのシェアですね。
なんと家族同士という枠を超えてユーザー同士でパケットを補い合える仕組みが整っています。
パケットシェアにより家族間で(最大で5回線)余ったパケットを共有することが可能です。
また「パケットギフト」や「フリータンク」といったサービスでは友人や見ず知らずのmineoユーザー同士でパケットをシェア出来るので、とても便利です。
家族や友人から余ったパケットを送ってもらえば月末に通信制限に悩まさせれる事はなくなります。
またmineoの公式サイトに「マイネ王」というコミュニティーが用意されていてmineoやスマホに関する情報や多く寄せられるQ&Aが頻繁に投稿されるので初心者でも安心して利用できる体制が整っていると言えます。
また日ごろ通話がメインという方でも「かけ放題オプション」が充実していますのでお勧めです。
専用のアプリから発信することで国内の通話料金が10円/30秒になる「mineoでんわ」も用意されていて、かけ放題オプションに加入していなくても通話題が容易に節約できます。
そんなmineoは関西電力の子会社「ケイ・オプディコム」がMVNOとして提供する格安SIMです。
毎月の高速通信容量を基準に選べるプランを採用していて500MB・3GB・6GB・10GB・20GB・30GBと6段階まで用意されています。
また音声通話プランも用意されていて、データ通信専用で音声通話機能が付帯してないものに関してはシングルタイプ、音声・通話機能プランに関してはデュアルタイプと呼んでいて、タイプにより料金が変動します。
データ容量の少ないプランもあるので、WiMAX等のポケットWi-Fiを別途契約する予定という方や出かけ先で日ごろデータ通信は行わないという方達に向いているMVNOと言えます。
以上の特徴を踏まえた上で最終的には自分に最も合ってるau回線格安SIMに乗り換えることが重要になります。
ここまでau系の格安SIMはエンタメ系アプリを利用する人や通信速度の安定性と速さを求める人に魅力的とまとめて来ましたが、日ごろ自身が、スマホをどのように使っているか振り返った上で自分に適したau回線格安SIMに乗り換えましょう。