50GBあれば使う上で、そうそう困ったり不便に感じる事はありませんね。
けれど格安SIMで50GBと拘るのは得策ではない事を知っていますか?50GBという所に拘るならキャリアの方がお得に快適に使えるケースもあります。
勿論普通に格安SIMであっても20GB~50GB/月のプランが提供されています。
提供されているのですが大手キャリアの方がお得に使えるケースもあるので併せて紹介していきたいと思います。
50GBの大容量プランは、どんな人に向いてる?
まず、こういったプランが向いているケースとしてはデータ通信容量を使いたい盛りの学生さんが複数人居るご家庭に向いていると言えます。
複数のSIMによって容量をシェアする事も可能ですので個々が所有する端末に挿して使うことも出来ます。
ならばやはり格安SIMの方が良いのでは?と思うかもしれませんが、下記に大手キャリアの方が得になる可能性についてまとめていきます。
格安SIMよりキャリアの方が得になるのは何故?
折角50GBの容量を使うのでしたら速度は速い方が絶対に良いですよね。
速度は速いほうが良いのですが、格安SIMだと、どうしてもキャリアと同等の速度が出せません。
そしてキャリアにて50GBのプランを!と思うと高くつく印象が有るかと思いますが、思いのほか価格は手ごろな設定になっています。
という事で早速、大手三大キャリアの大容量プランの利点を紹介していきます。
プランの利点の話の前にマメ知識として意識しておいて頂きたい事が有ります。
こんなアプリはギガを消費する
アプリって、ものによってはギガの消費が激しいんですよね。
知名度の高い物で挙げれば「AbemaTV」ですね。
懐かしのアニメだった李麻雀等、コンテンツが充実していてクライアントアプリが工夫されていて格安SIMの低速回線でも相応に使えますね。
またストリーミングの「DAZN」もギガの消費が激しいですね。
対策としてアプリが更新されて、簡単に容量の節約モードに出来たりと改善は果たされています。
他にも知っている人は知っている?「Slingbox」というアプリはワンセグのないiPad等でもテレビが見れちゃう、ある種、救世主のような存在になるわけですがギガの消費は半端ないです。
うっかり電車やバス移動の間中「Slingbox」を起動させたままにしてしまうとギガ貯金は底を尽きます。
- AbemaTV
- DAZN
- Slingbox
これらを使う際はギガ消費に気を付けましょう。
50GBの契約は結局、得なの?損なの?必要なの?必要ないの?
今更ですが、50GBって相応の容量ですよね。
なので、よほど逸脱した使い方をしない限り通信容量が、たった数日で枯渇してしまうなんて事はありません。
でも50GBのプランなんて端末本体の月賦を別に考えると月々¥8,000前後で決して安くありません。
けれど安心して下さい!節約の余地はあります。
例えばネットを利用する為のインターネットプロバイダですが、昨今の若い世代は契約しない傾向にあります。
これは、生活費を切り詰める為ネットを使いたいけど我慢している結果というわけではありません。
ネットを愉しむ手段をパソコンに限定していないという現状が伺えます。
スマホは勿論、タブレットでもネットは楽しめますので敢えてパソコンを用意する必要がないのです。
またスマホのテザリング機能を使う事でパソコンやWi-Fiモデルのタブレットをネットに接続する事も可能ですので、とにもかくにも不自由がありません。
そう考えた時、十二分な容量と通信速度がバランスよく両立している大手3社のSIMを契約して家でのネット利用も、そういったもので補うという発想は一人暮らしの若い世代に有って良い選択肢ですね。
とはいえ、自宅にネット回線が無い状況下では上記で紹介した「Slingbox」等は利用できなくなるので気を付けたい所ですね。
そして仕事等でパソコンでの映像編集や動画投稿をメインで行う場合ですと、50GBでも流石に心もとなくなることもあるので慎重に検討して頂きたいと思います。
そして、そもそも外出先でまで動画系のアプリを使う習慣が無い・自宅に普通にWi-Fi回線が完備されているという方であれば大手キャリアより格安SIMを選ぶ方が正解になります。
50GBにした格安SIMとソフトバンクを比較してみよう
大手キャリアのソフトバンクと格安SIMを比較していきたいと思います。
ソフトバンクはCMでもやっていますが、定額制のウルトラギガモンスター+と従量制のミニモンスターというプランを展開していますね。
これらは、いずれも通信容量が50㎇となっています。
では格安SIMの50GBの音声通話対応プランに着目してみましょう。
格安SIMで50GBのプランを選択されますと基本料金は月額で¥8,000~11,000前後になります。(税抜)
テザリングは無料ですが通話料は割高で30秒につき10~20円という設定になっている事が大半です。
最低利用期間は0~12カ月で自動更新無しという所が多いですね。
MVNOによって通信容量を繰り越しが出来たりシェアする事が出来たりするものもあります。
一方、ウルトラギガモンスター+の場合、基本料金が月額¥6,480~7,480(税抜)で、テザリングに関しては、月額¥500、通話料は30秒で20円発生し、最低利用期間は2年間で自動更新されます。
比較すると基本料金に関して言えば50GBの格安SIMよりもウルトラギガモンスター+の方が安い事が把握できますね。
もっと言うとウルトラギガモンスター+ですと、おうち割 光セットと「みんな家族割」で最大で¥2,000が割引になります。
けれど、ウルトラギガモンスター+の場合テザリングは有料になってしまいますし通話料金も割高、且つ、解約時期を気を付けないと、一定期間我慢?しないと、いわゆる違約金が発生します。
その為、使い方に寄りますが50GBの格安SIMよりウルトラギガモンスター+の方が高くなる可能性も出てきます。
機能面に関しては50GBの格安SIMは通信容量がシェア出来たり繰り越すことができたりとメリットを感じられます。
一方、ウルトラギガモンスター+は動画やSNSがノーカウントになるというメリットもあるので、各ユーザーの使い方によってどっちが良いか変わってきます。
では次にIIJmioを50GBにする裏ワザ?を下記で紹介していきます。
IIJmioでも50GB超が可能?その方法に迫ってみた
50GBを超える格安SIMって皆さんも同じ認識かと思いますが、殆どないですよね。
格安SIMの通信量は多くても50GBという認識が根付いています。
けれどIIJmioでは、ちょっとした裏技?で50GB以上の格安SIMにカスタマイズする事が出来ちゃうんです。
その方法の第一ステップとして、まずデータオプションを追加しましょう。
IIJmioは毎月一定の通信量を増量する事が出来るデータオプションがあります。
- 月額が¥3100のデータオプション(20GB)
- 月額¥5,000のデータオプション(30GB)
これら二つのデータオプションは併用が可能です。
つまり、これで単純計算で50GBとなります。
仮に3GBのミニマムプランで始めた方は計53GBにすることが可能ですね。
ファミリーシェアプランは12GBからですので計62GBまで引き上げる事が出来ます。
音声通話機能付きSIMとデータオプションの金額はミニマムプランなら月額¥9,700、ライトスタートプランで月額¥10,320、ファミリーシェアプランなら月額¥11,360となります。
50GBの格安SIMの月額の相場が8000円~11,000円前後なのに対しカスタマイズを経て50GB超えの通信容量53GBまで引き上げた場合、月額が9,700円となりますので可もなく不可もなくですね。
※いずれの表示価格も税抜き。
因みにデータオプションで増量した通信容量もSIMカードでのシェアや翌月繰り越しが可能ですので利便性の面でも文句ありません。
そして、もう一つ方法があります。
トータルすると50GB以上になる二つの格安SIMを併用する方法になります。
例えば20GBと30GBの格安SIMを併用する方法ですね。
こういったの方法をとる事で片方のSIMが使えなくなったり通信速度が著しく落ち込んでしまっても、もう一方の格安SIMが補う事が出来ます。
この際のポイントとして、それぞれのキャリアを異なるものにしておくことですね。
例えばWi-Fiスポットを無料で使える格安SIMとSNS等がカウントフリーになる格安SIMを組み合わせる事で50GBに満たない通信容量でやりくり出来たりと、二つの格安SIMの相乗効果も期待できます。
けれど、こういった方法を紹介しておきながら、こんなことを述べるのも心苦しいのですが、この方法だと、どうしても費用がかさみます。
10GBと40GBの組み合わせの格安SIM、20GBと30GBの組み合わせを行った格安SIMが普通の50GBの格安SIMより利用料金が下回るケースはありません。
また、どうしても端末が限られてきてしまうのもネックですね。
SIMカードが2枚入れられる端末を用意する必要がありますので、そこで、だいぶ限られてきて選択の幅も狭まります。
また、端末とは別にモバイルWi-Fiルーターを用意する必要があります。
勿論、合わせ技で50GB以上の容量を得るメリットもあるのかもしれませんが相応にデメリットも見えてきますね。
正直、二つのSIMで強引?に50GB以上を作るより最初から50GBの格安SIMを探して契約する方が得策ですね。