Wi-Fiのレンタル契約をする時、皆さん、まず経験があると思いますがデータ容量を任意で選ぶ機会がありますよね。
でも、データ容量の1GBプランとか3GBプランとか選べるようになっていても、どのぐらい使えるものなのか、実際、自分が快適に使うのに、どれぐらい必要なのかわからないと選ぶのも選択肢を誤る可能性も出てきますよね。
今回は1GBでどれぐらい使えるものなのかを検証していきたいと思います。
1GBあると、これだけできる
以下を利用した際の消費量と月に何回利用できるのかを見ていきたいと思います。
- メールの送受信
- LINEの送受信
- 動画閲覧
- サイト閲覧
- アプリダウンロード
- グーグルマップを起動させた時
- ゲームを起動させた時
まず消費順としてPCでも携帯でも文字を打った時より画像を見たときのほうが、画像を見た時より音楽を再生した時のほうが、音楽の再生をさせた時より動画を再生して閲覧した時のほうがデータ通信量は多くなります。
つまり「文字<画像<音楽再生<動画再生」となります。
画像と動画は画素が荒かったり小さいものよりも、キメ細かい大きいサイズの画像のほうが取り込み時にデータ量を多く消費します。
メール送受信に要するデータ容量を検証してみた
まず300文字のメールを1通送ると考えて1GBあれば90900回以上送ることが可能です。
300文字のメールを一通送るのに要するデータ容量は11KBですので、こういった計算になります。
普段使いで、こんなにメールする人は、まずいないですよね。
このメールに写真等を添付した場合はデータ容量は495KB消費しますので1GBで2020回送ることが可能です。
動画を添付したメールも月に、こんなに送る機会はまずないと思うので一気に回数が激減していますが気にしなくていい点ですね。
LINEの消費容量は、これだけ必要
では次に、LINEの送受信についてどれほどのデータ容量を使用するのか確認していきましょう。
LINEですので、それほど長文はおくらないと想定して25文字前後で5回やり取りをしてみました。
結果25文字で5回やり取りした時のデータ消費量は83.2KBとはじき出されました。
1GBの中で換算すると12090回やり取りができる計算になります。
そこに画像の添付をしても消費量は296KBになり、1GBで1か月でやり取りできる回数は3078回となりますが、それでもこんなにLINEをする機会もまずないと思うので心配不要です。
なおLINE電話を利用した場合の消費量は3MBになりますので利用できる回数としては333回という計算になります。
一気に利用可能回数が激減する物の、そもそも、そんなに電話を利用することもまずないのではないでしょうか。
動画で使うデータ容量を押さえておこう
次に動画を閲覧してみましたので換算していきたいと思います。
閲覧してみたのはYouTubeになります。
1分間の動画を見るのに要したデータ容量は5MBでしたので1GBのなかでなら200回は視聴できる計算になります。
5分弱の動画であれば39.8MBのデータ容量になりますので25回見れる計算になります。
※このデータ量は動画再生の前に出てくる20秒弱の広告も含みます。
動画に関してはやはり、相応に容量を消費しますので5分程度の短い動画でも25回閲覧するのが限界を迎えてしまう計算ですね。
動画をよく見る方は1GBでは、やはり足りないといえます。
サイト閲覧は、どれぐらい可能?
では、サイト閲覧の際は、どれほどのデータ容量を要するのでしょう。
まずグーグル検索に要するデータ容量は7.3KBでしたので約13万7千回開けます。
次いでフェースブックであればデータ容量は936kB要しますので1068回利用可能となります。
Yahoo!は1MB要するので1000回となり楽天市場の場合は2.6MBのデータ容量を使いますので1GBで換算すると769回となります。
それでもデータ容量は節約したい!と常に意識されている方は表示がシンプルなグーグルを利用しましょう。
Yahoo!や楽天は画像がちりばめられていますので、その分データ容量を消費します。
アプリ(ゲーム)ダウンロードに使うデータ容量はこれだけ
アプリと言いつつ、ゲームばかりで申し訳ないのですが以下のゲームのアプリに要したデータ容量についてまとめます。
- ディズニーツムツム
- パズル&ドラゴン
- モンスターストライク
- ポケモンGO
一番容量を使ったのはポケモンGOの247MBでした。
次いでパズドラの122MB、モンスターストライクは101MB、ディズニーツムツムは65.9MB要しました。
結構な容量を要しますよね。
アプリ(ゲーム)は何度もダウンロードする物ではありませんので回数に換算することはしません。
アプリを使用した場合のデータ容量も見ていこう
すでにダウンロード済みのアプリ、例えばグーグルマップ等を使った場合、どうなるのでしょう。
グーグルマップを15分ほど使った場合データ通信量は1.7MB要しますので1GBの中では588回利用できる計算になります。
多いと感じる方はいても少ないと感じる方は少ないのではないでしょうか。
また、先ほど上記で上げたポケモンGOについてもプレイに際し、どれぐらいのデータ容量が必要になるのか見ていきましょう。
まずアプリを起動させ10分移動しながら3匹のポケモンを確保して途中で一回ポケストップを回した場合のデータ通信量は15.4MBでしたので、ここからプレイを楽しめる回数を計算してみますと64回という結果が出ました。
1GBって小さな数字で頼りなく映るかもしれませんが、色々できるんですね。
ただ、先ほども述べたように動画の視聴を頻繁に行う方やネットゲームに熱中する方は1GBでは足りませんのでデータプランは多めに契約することをお勧めします。
1GBってメガに換算すると何MBになるの?
普段使いしていく中で日頃、それほどデータ容量を消費しないという方はGBをメガバイトに換算して計算しようとする機会も、それほどないのかもしれませんが知識として押さえておきましょう。
そもそも普通に使っていくうえでは1GBは充分すぎる容量ですのでMBに換算して計算しながら計画的に使う必要に迫られるような事はないと思いますが邪魔になる知識ではありませんので早速、以下に解説していきます。
バイトとはデータのサイズ(量)を表す単位
まず、半角英数文字1文字のサイズは1バイトとされています。
ちょっと、非常に中途半端な印象ですが1024バイトで1KB、1024KBで1MB、1024MBで1GBといった感じで大きさに応じ単位が変わります。
ところで、数字が中途半端な理由、気になりますよね。
私は気になりましたので、ちょっと調べてみました。
これには二進法を使うコンピューター独特の理由がありました。
1024という数字は一見中途半端ですが、2の10倍が丁度1024になりますので二進法を採用するコンピューターから見ると、とてもキリの良い数字となるのです。
※但し昨今は1キロバイト=1000バイトで計算する場合も増えてきています。
- 1KB=1024B
- 1MB=1024KB(バイトに換算すると約100万バイト)
- 1GB=1024MB(バイトに換算すると約10億バイト)
- 1TB=1024GB(バイトに換算すると約1兆バイト)